青森県産と香川県産、それぞれのにんにくが輝く理由【ガァリックうんちく】2025年09月25日更新

日本のにんにく産地を語る時、必ず登場するのが青森県と香川県です。
一見すると同じ「にんにく」ですが、実はまったく異なる個性を持つ兄弟のような存在
それぞれの魅力を知ることで、にんにくの奥深い世界が見えてきます。

青森県産と香川県産、それぞれのにんにくが輝く理由【ガァリックうんちく】

日本を支える二大産地

令和3年度の生産量を見ると、青森県が13,500トンで圧倒的な日本一、香川県は751トンで全国3位という実績です。
青森県は日本全体のにんにく出荷量の約7割を占め、作付面積も約6割のシェアを誇ります。
実は、この二つの県が、日本のにんにく文化を支えているのです。

気候が生む個性の違い

にんにくには寒地系と暖地系の主に二種類があり、青森などで作られているのは寒地系香川など比較的暖かいところで作られているのが暖地系です。

寒地系の青森にんにくは、厳しい寒さに耐えながらゆっくりと成長することで、大粒で身が締まった堂々とした姿に育ちます。
一方、暖地系の香川にんにくは、温暖な瀬戸内の気候の中で、独特の風味を発達させながら成熟していきます。

それぞれの美しさ

それぞれの美しさ

青森にんにくは、真っ白で艶やかな外皮に包まれた大粒の姿が特徴的。
6片に綺麗に分かれた構造は、まさに「にんにくの教科書」のような完璧なフォルムです。
手に取ると、その重量感と品格が伝わってきます。
香川にんにくは、コンパクトながらも密度の高い凝縮感があります。
色白で美しく、一片一片に力強さを感じさせる存在感があります。
小さな体に大きなパワーを秘めた、まさに「小さな巨人」です。

次回も引き続き、青森県産と香川県産にんにく、それぞれの特徴をご紹介します。