金刀比羅宮のお膝元で生まれる特別なにんにく2025年08月25日更新

「こんぴらにんにく」という名前には、ただの地域ブランドを超えた深い意味が込められています。
この特別なにんにくについて、ご紹介します。

金刀比羅宮のお膝元で生まれる特別なにんにく

名前の由来と地理的意味

「こんぴらにんにく」の名前は、1873年(明治6年)に那珂郡金毘羅村から琴平村に改称された歴史ある琴平町で生産されることに由来します。
町西部に「こんぴらさん」の総本山である金刀比羅宮が所在し、この神聖な地で育まれるにんにくに「こんぴら」の名が冠されます。

品種特性と分類

品種特性と分類

こんぴらにんにくは「暖地系」に分類される品種です。
にんにくは西アジア~地中海沿岸が原産で、日本には8世紀頃に渡来しましたが、暖地型にんにくは温暖な地域で栽培され、四国・九州・沖縄など関西以西の地域に適応し、休眠期間が短いのが特徴です。

品質の特徴

強いにおい、大ぶり、色白が特徴で、アミノ酸の一種「アリイン」などの栄養成分が豊富です。
特に重要なのが暖地系のニンニクは寒地系に比べてニンニクの水分量が少ないので、その分味わいが濃く、香り高い点です。
肉厚があり、豊かな香りで、食べれば、味の差がはっきりと分かる高品質を誇ります

出荷と流通

出荷と流通

「こんぴらにんにく」の出荷時期は5~6月で、7割近くが関東方面へ出荷されます。
これは首都圏での評価の高さを物語っており、遠く離れた関東の消費者からも愛されている証拠です。

乾燥にんにく、生にんにくともに生産されている「こんぴらにんにく」。
琴平町社会福祉協議会では、この「こんぴらにんにく」を加工し、オリーブオイルの中にニンニクの成分を抽出させた「ガァリック娘」を製造するなど、6次産業化にも積極的に取り組んでいます。